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Channel: 姿勢改善から腰痛,肩コリを見直す/体玄塾
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引き上げの体幹トレーニング

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基本姿勢には欠かせない引き上げ、
               引き上げ体幹トレーニングはこれで決まり

引き上げはバレエだけではなく、姿勢改善には欠かせない基本です。

背骨を引き伸ばす感覚が引き上げであって、それを身につけるトレーニングこそが体幹トレーニングの本質なのです。
一般的な体幹トレーニングは胴体の筋肉を強くするのが目的ですが、強くしようとしますと力みやすくなりますので注意しましょう。
なぜなら、動作に合った強弱が伴った体幹でなければ動作の邪魔をしてしまいます。

背骨を引き伸ばす感覚になる動作が伴った体幹トレーニングなら、ロープのぼりやデッドリフト、ハングクリーンなどでもよいのですが、技術習得にも時間がかかりますし、背骨を反り過ぎたり丸めたりしがちなので、下の絵のような雑巾でひと拭きするようなオリジナルトレーニングをおすすめします。
        
首長肩下げができなければこのトレーニングで引き上げにはならないのですが、肩下げができたとして特に意識してほしいのが、次の3つです。
1 矢印で示した腰椎が落ちないように、かといって背中を丸めないように
2 股関節を引き伸ばすように
3 尾骨を天井の方に引き上げお尻を締めないように
以上の3つの意識を中心に、すべての矢印の方向へ骨を動かしてみてください。


前肩や肩こりに効くある方法

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前肩や肩こりには心のケアーが必要
「ハワイ島へ行って来ますのでしばらく休みます。」と言って3カ月パーソナルレッスンを休んでいた女性が帰って来た。髪型もショートに変わり、美人だが少し暗かった顔も目が輝いている生き生きとした顔つきになっていた。
「先生、肩こりがまったくなくなりました。」と言ったその女性の肩を見ると・・・肩のアライメントが完璧。前肩も治っていた。



ストレスで胃が痛くなったりすることは想像しやすいですが、肩が上がったり前に出たりする姿勢や、頭痛・肩こりなどの痛みにもストレスが関わっています。
ストレスがかかると自律神経(交感神経と副交感神経)の交感神経が優位になり、緊張状態をつくります。
特に肩を上げる筋肉が緊張し、肩が上がったり前に出たりして肩こりがおきます。
姿勢の悪化はストレスも大きく関わっていますのでストレス解消をしながら姿勢改善をしましょう。

私のストレス解消法もハワイ島暮らしです。
サンセットを見ながらシャンパンかジントニックを一杯。これです。
朝はジョギングとヨガです。
上の写真は私が撮影したもので、ビーチの写真はサンセットが綺麗で有名なスポットです。よく絵葉書やカレンダーに使われているハワイ島ワイコロアビーチリゾート内のアナエホ・オマルという所です。


猫もハワイ島では死んだようにリラックスしていました

ヒルトンホテルの駐車場にて

出尻、誤った改善法

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誤った骨盤前傾改善トレーニングで
       坐骨神経痛に

先日、社交ダンスの先生の紹介で来た女性は坐骨神経痛に悩まされていました。カウンセリングしましたら、出尻を改善しようと思い、パーソナルトレーナーにつき、右の絵のような「骨盤の傾きリセット」エクササイズをせっせとしていたそうです。
腹筋とハムストリングスが弱いからだそうです。
これがよくある誤った骨盤前傾トレーニングです。
このトレーニングは、二番目の絵に示した緑の丸の隙間を狭くしてしまい、その隙間を通っている坐骨神経を圧迫して神経痛が起きたりします。そこに梨状筋という筋肉もあり、その筋肉が神経を刺激することで「梨状筋症候群」とも言います。
三番目の絵のように仙骨を上げ隙間を維持しながら骨盤を起こさなければなりません。
このブログ「ウォーキングウォッチ」で再三言っています「引き上げ」こそが骨盤前傾改善トレーニングなのです。

紹介された女性は無料体験だけで引き上げの感覚をつかみ改善されました。
しかしこれからがスタートです。歩き方とダンスの動作改善が出来たら完了です。
 

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姿勢が気になる

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習慣でついつい姿勢チェック

先日ふらっと鎌倉へ行ってきました。
せっかくだから大仏さんも見てきました。

「でかっ」

いつの間にか姿勢チェックをしていました。

骨盤は起きていましたが、首が少し前傾して頭部が胴体より前に乗っていました。

大仏さんは台風や津波で大仏殿は壊されても残り続けることができましたが、大地震が来ると頭が落ちてしまうかもしれないとして、やはり昭和35年に頸部が強化プラスティックで耐震補強されたそうです。

ちなみに奈良の大仏さんは奈良時代(710年〜794年)につくられ1185年に戦で焼かれてしまったそうです。その時、頭は後ろ側にころげ落ちたそうです。
それから推測しますと、奈良の大仏さんの頸部は前傾していなかったようです。

頭は胴体の真上に乗せ、首がリラックスするようにした方が良いと思います。
そのためには肋骨の引き上げが必要ですね。

インナーマッスルを鍛える??

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達人の筋肉の中の達人の筋肉、
       インナーマッスルキング大腰筋

              
「インナーマッスルを鍛えて痩せ体質に・・・」「インナーマッスルが弱いから・・・」「大腰筋集中・・・」「大腰筋を手軽な方法で」などなど、よくみかけますが、鍛えたところで「ああしたい」「こうしたい」という願いはかないません。

なぜなら、アウターマッスルも含めた全体の中の気になるインナーマッスルの役目役割ができていないから、弱いと感じたり弱かったりしているのです。全体とマッチして使えないから願いはかなわないのです。

特に大腰筋は達人筋と呼ばれるくらい使われ方がむずかしいのです。
アンバランスな大腰筋に仕上がってしまうと、ややこしくなります。腰痛になったりしますので注意しましょう。

ときにはトレーニングの原則「意識性の原則」(部位に意識を集中する)も疑ってみましょう。

なぜなら、無意識の筋伸張(伸ばされる)や無意識の筋収縮(縮む)で大腰筋は動かなければ役目を果たせないからです。
それでも鍛えたいというのであれば一つ紹介します。

Aのももを上げている状態からBのところへ脱力した脚を積極的に落としてA の位置へ脚が戻ってくるようにする。
大腰筋がバネやゴムの様な感じで、脚のバンジージャンプをさせる格好にすればいいです。
加速をつけて脚を振り下ろし、Aへ戻ってきたら即振り下ろすことを繰り返します。
回数をこなすことよりも、正確に速くできるように訓練することです。

それよりも、壁に立ってAのポーズが出来るかが問題です。
出来ない方はこれを参考にしてください。http://www.taigenjuku.com/blog/2013/08/post_160.html

大腰筋を役目通りに使えるようにするには適切な重心移動が欠かせません。
次回はその重心移動と大腰筋の関係を解きます。

大腰筋は無意識で上手く働く

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達人筋と言われる大腰筋は
       最適な重心移動のみで力を発揮する



重心移動と言ってしまうとこの重心移動についてグタグタ述べなくてはならなくなりますので、こうします。絵のように上手くスムーズに体が前に進めたと仮定します。
右膝から上の、体に対する股関節と大腿骨をイメージして描きました。
これが、脚が勝手に上がってくるという大腰筋の役割のイメージです。
意識的に脚を上げると、つまり腿上げすると、力んでしまい、リズムが崩れ、パフォーマンスが落ちます。
「脚が流れる」とか「脚が付いてこない」という言葉がありますが、これも勝手に脚が上がらないからなのです。
このような大腰筋の使われ方はスポーツのシーンではたくさんあります。

次回はどうしたら前にスムーズに進めるかについて解き明かします。

硬くて太いふくらはぎを改善する動作

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ふくらはぎに直接アプローチしても無駄無駄、
原因の本質を知りましょう


前回の「大腰筋の働き」のつづきで、今回は「スムーズに前へ進むには」をこれから説明しますが、この「スムーズに前へ進む」が出来るようになれば良好なふくらはぎになれます。
ふくらはぎを太くしているのが、ふくらはぎの自己主張です。参考ここクリック
股関節と膝関節を最適に使って重心移動(スムーズに前へ進む最適な方法)が出来ますと、ふくらはぎの自己主張はおさまります。この自己主張についての説明は長くなりますので、次の機会にします。
ふくらはぎが太い人がジョギングなどしますと、自己主張により益々発達することは間違いありません。
さて、最適な重心移動(スムーズに前へ進む)とはどんな動作なのでしょう。
次の絵で説明します。
                             
歩いたり走ったりしているとき、また武道や舞踊、ボクシングなどの構えのときの支えている脚がAのような恰好をしているのが理想です。
そのときのお尻や裏もも、膝の上の前ももの筋群は、関節が曲がり伸ばされている状態になります。
その伸ばされた筋群が自動的に縮むことにより、前へスムーズに進むのです。
そのときの感覚は地面を蹴るのではなく膝から上の体を前へ進める感覚です。速く進めるか、ゆっくり進めるかの感覚により筋収縮の速度は変わり、スピードコントロールをすると思ってください。
ボクシングのパンチなどもこれで加減します。
問題なのは脛(すね)です。この脛が後ろに押し戻されないようなシステムと言いましょうか、そういう能力を身につけなければ完成しないということです。
これは文章で説明しても、動画で説明しても出来ないと思いますので、ここまでとします。

健康番組でもふくらはぎ特集

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番組で言うほど簡単ではない脚の問題

前回の記事に、「ふくらはぎが太いのはふくらはぎの自己主張が原因」と書きましたが、今日の朝のテレビ番組で、自己主張させるようなことをやっていました。
それは、足首のくびれをつくる特集でしたが、やっぱり筋トレでした。腓腹筋、前脛骨筋、後脛骨筋、足裏の筋群の筋トレでむくみを取り、メリハリ脚にするというないようでした。筋トレでは解決しません。

歩く動作のこともやっていましたが、これもつま先で地面を蹴ってふくらはぎを筋トレし、足首をしっかり曲げかかと着地で前脛骨筋(ぜんけいこつきん)を筋トレする内容でした。
不自然な歩き方が脚の形を悪くしているのに、筋トレを優先するため不自然な歩き方になっていました。これでは美脚・メリハリ脚にはなれません。
パーツモデルという方の、ハイヒールで速く歩く歩きはとてもよかったのですが、一般人にはできません。しかも上記のかかと着地ではなく、ちゃんとした歩きでした。
              
前脛骨筋=美脚筋
前脛骨筋を体玄塾では美脚筋と呼んでいます。ただし、美脚筋にするには使われるタイミングが大切なのです。
前脛骨筋で足首を曲げるなら、重心から引いた垂直線より後ろのタイミングでやりたいですね。地面をつかむような感覚でやるといいです。
これが前回の記事のすねを固定する感覚です。体験しないと無理ですね。

AからAへ自然に移動ができますと、自動運転のようにとても軽く進むことができ、血液の循環も良くなり、むくみもなくなり、余計な筋肉も落ち、良い関節の動きで筋肉も引き締まり、おまけでメリハリの利いた美脚になるということです。
それには引き上げとか、最適な重心移動などの難関を突破しなければなりません。
美脚の人は生まれつきその才能があります。
体玄塾は、そのような難関を突破する方法を教える、動作の難関突破塾なのです。
無料体験に来てみて下さい。
歓迎します。



要注意!脚の形を良くする方法

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太いふくらはぎ、太いもも、O脚をこの方法では改善できない現実

太いふくらはぎなど脚の形で悩んでいる方、良く聞いてください。

テレビ、書籍、インターネットなどで改善の方法とポイントを色々言っていますが、方法・ポイントに矛盾がたくさんあります。
これからその矛盾の一部を紹介します。

歩行のポイント 「正しい姿勢を保って歩きましょう」
<矛盾>
正しい姿勢がどういうものか分からないのに、正しい姿勢ができる訳がありません。姿勢が悪いから脚の形が悪くなるのですから。

猫背姿勢を良くするためのポイント 「頭を天井へ糸で引っ張られるイメージで身体を引き上げましょう」
<矛盾>
クラシックバレエでも、ほとんどの人ができない引き上げを、糸で引っ張られるイメージだけでできるわけがないでしょう。イメージで言いますと、身長を測るときに背を高くするイメージの方がまだましです。しかし、これも力みやすく本物ではありません。これはとても手間がかかります。

後ろ重心を良くするポイント 「重心を前に移動するように歩きましょう」
<矛盾>
姿勢が悪く歩き方が悪い人が、”引き上げ”よりむずかしい重心移動ができるわけがありません。

美しい歩き方のポイント 「かかと着地で膝を伸ばして・・・歩幅を広く」
<矛盾>
ん~、ブレーキをかけたら前に進みづらいではないですか、だから後ろの脚のつま先で地面を蹴らなければ前に進まないのです。それが正しいと思っているのでは?違います。このつま先で地面を蹴る、または押す行為・動作がふくらはぎを過剰に使い、太くなるのです。不自然な歩き方で美しいとは言えません。
細くしようと思って歩いて、実は歩けば歩くほど太くしているのですよ。

これらはほんの一例です。


ヨガ「重心コントロール」が出来ない理由①

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重心移動」の指導はヨガの領域外
「右の骨盤が落ちているからあげなさい」とか、「重心をつま先へ移しなさい」などの指示をヨガの先生がしたとします。それを身体が理解できるでしょうか?

同じことをよく言われている人はできません。

このような出来ない問題は、ヨガの領域外だからです。

以前、この「ウォーキングウォッチ」の記事で「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」のときも、肩下げはバレエスクールの領域外ですと言いましたが、ヨガもバレエ同様です。
ではこの領域外の「重心移動」「肩下げ」などの問題をいったいどういうところで解決してくれるのでしょうか?

「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」は2013年4月に書きましたが、バレエだけでなく色々なダンスやスポーツで、「肩が上がる」という長年のクセでお悩みの方の問い合わせ(無料体験)が、ひと月平均約10件ありまして、全員解決済みです。ですから、ヨガでの問題も取り上げてみました。

体玄塾ではどのようなパーソナルトレーニングで解決させるのか、一例を挙げて説明します。

アシュタンガヨガの「太陽の礼拝」②のポーズで
かかと体重をつま先の方へ持ってゆくには
         
上の絵のような「足のつかみ」が出来たらいいのですが、それには股関節の特殊なストレッチで股関節のコントロールが出来るようにしてから、ドリルを積み重ねてゆきます。
上記のような順序でやりますと、長年できなかったのが通常60分もあれば出来るようになります。基本は骨格の積み上げ(引き上げ)なのです。

もうすぐソチオリンピックが始まりますが、前回の冬季オリンピックに、この足のつかみを完成させれなくて、フィギュアスケート選考までの不足点数がたったの0.175というエッジ使いの差で出場できなかったクライアントがいました。苦い思いがあります。今ならすぐできるのですが・・・。

昨年の11月にシアトルから9歳のフィギュアスケートをしている女の子が、この”つかみ”ができなく、出来るようにするため、はるばるやってきました。この時は1回のパーソナルトレーニングで余裕で出来ました。

「重心を前にして」と軽々しく言わないで欲しいです。
言葉や思いだけでは一生変わらないという事実を知ってください。
私はフィギュアスケートを観ると、いつもオリンピックに出れなかった選手のことを思い出します。



ヨガ「重心コントロールが出来ない理由」②出来ない本質

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動かせない状況下だから動かせない

前回の①ヨガの領域外では、かかと体重をつま先の方へ移動させるパーソナルトレーニングについて紹介しました。
今回の②はなぜ重心移動が出来なかったのか、その出来ない本質と出来るようにするパーソナルトレーニングのメニューの目的について紹介します。

重心移動ができない本質的な理由はズバリ、悪い普段の姿勢と間違った姿勢の概念です。
この絵を見て下さい。すべて後重心です。

座り方や立ち方、歩き方が悪くて悪い姿勢になります。

普段背中が丸まった座り方をしていると⇒Aの後ろへ倒れそうな立ち姿勢になり⇒それがみっともないから良くしようと⇒Bのように胸を張り⇒背骨がBのように後へ倒れ⇒それを補うように骨盤を胸椎と腰椎の移行部から前に倒し⇒それを補うように、足首の底屈でスネを後ろへ倒し、完璧に重心を後ろに固定した出っ尻反り腰になり⇒かかとからつま先への重心移動が出来なくなってしまうのです。

「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連鎖が起きて、つまり動かせない状況があって「後重心」ができあがっています。

後だから前にしなさいとしか言えないヨガ教室では出来ません。

ヨガ教室のみならず、バレエやジャズ・ベリー・フラ・社交・ダンス、またゴルフやテニスなどのスポーツの現場でも重心を前にとか重心を低くとか重心を動かす能力が求められますが、領域外ですから出来ません。

人にやってもらう整体では、自主的にできませんからこれも無理でしょう。

筋肉アプローチのパーソナルトレーニングでも無理でしょう。

そこで「かかと体重をつま先の方へ移動させる」パーソナルトレーニングメニューでは、このようにやります。

体幹引き上げ(バレエ引き上げ)ドリルのための肩下げドリル、骨盤起こしドリル、そのための股関節ドリル、そのための足首ドリル、そのための足裏ドリル、すべてをつなぎ合わせるドリルなど動かせるようにするドリルをやってもらいます。最低でも15くらいのドリルをクリアーしてできあがります。

出来ない本質の概念があることを知ってください

筋トレ、インナーマッスルトレーニング、ストレッチや柔軟性、バランスという概念から切り替えて欲しいです。

脳・神経・感覚を駆使して、「あ!!こういう動かし方もあったのか」という「気づかせる」トレーニング(ドリル)へ切り替えましょう。

これが体玄塾の異次元メソッドなのです。



動作改善トレーニングの最前線

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動作改善の第一線で活躍するパーソナルトレナー

パーソナルトレーナーには用意されたマニュアルもなく、トレーナーはその場で状況を見てドリルをアレンジします。「これをして下さい。次はこれをこのようにして下さい。」と、次から次へと一般的トレーニングメニューにない新しい感覚の動きのドリルを正確に素早く習得させます。それが一通り終わると、「それでは出来なかった動作をやってみて下さい」と言うと、「アレ!出来ちゃった」という感じで出来てしまうのが、第一線で生き残れる動作改善の”玄”(プロ)なのです。

動作改善のパーソナルトレーナーの資質
●出来ない動作の元を素早く特定できるセンスがあること
●出来ない元を正すノウハウがあり、高い技術を持っていること

一例
重みを出す。下へのトーンをつくる。
グラグラしないようにする。
オンカウントで移動する。体重を乗せる。
インサイドに立つ。
送り足で送る。軸をぶらさず回転する。止まる。
歩幅、移動の距離を大きくする。
・・・・
これらの要望(出来ない動作)は、競技ダンスをしている女性が体験の時に持参したメモに書いてあった一部です。
これを見て読み終わった時点で、動作を分解して部品とした場合に、どこが悪いのかが瞬時に分かるぐらいでなければなりません。
そして次から次へとドリルを進め、変わったという実感を与えることができなければなりません。
動作は算数の学習課程に似ていると思います。

足し算の仕組みが分かって、掛け算の仕組みが分かり、割り算も分かります。順を追って一次方程式が分かってゆきます。
動作も、単純な動作が関係し合って複雑な動作になります。
どこでつまづいているのかが分かれば解決します。

強引に動かしてはいけません。
北風と太陽の童話のように、コートを脱ぎたくなるように、つまり、自然に動くようにするのがプロの仕事です。

動作改善トレーニング、ダンスの軸

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ダンスの悩みベスト3
軸がブレる  引き上げが出来ない 肩が上がる


ここ体玄塾のパーソナルトレーニングでも、最も多い動作改善要望が、ダンスの悩みベスト3と同じく
「肩下げ」 「引き上げ」 「軸づくり」なのです。
肩下げと引き上げは何度もこのウォーキングウォッチの記事で紹介しましたので、今回は「軸」について現場の意見を紹介します。

軸とは、何でしょうか?

数学の座標軸のような直線軸や信念ではないということはお分かりでしょう。
回転中心軸のことを「軸」のイメージとして言われていると思います。
回転軸にも種類がありますが、勝手に3つ描きました。
                  
ダンスの軸のイメージはドア軸とビールマンスピン軸です。
ハワイで有名なフリフリチキンやブタの丸焼きの串刺し軸ではありません。
ノウースショアー ハレイワのフリフリチキン
ダンスの軸はドア軸を二つ合わせた、つまり二軸です。
しかし、脚は入りません。体幹の二軸です。
これによってスムーズに撓り(しなり)ながら移動出来るのです。
つまり、歩くように踊れるのです。この動作が社交ダンスの本質なのです。

この様な軸が出来ていない人は肩も下がらないし、引き上げも出来ていませんので、この絵をみてまねても絶対出来ません。
歩くようにという動作には、肩甲骨・鎖骨・胸骨・肋骨・背骨・寛骨・大腿骨・脛骨・距骨・・・・・たくさんの骨を、今まで動かしたことがない様な動きで繋げなければ、体現出来ませんから、絶対出来ませんと言い切ることができるのです。

体現できるように、動作を繋ぐパーソナルトレーニングを私達は日々やっています。
これが生業として成り立つのは「軸があなたは出来ていない」と言われても、見本を見せてもらっても、何回も何回も言われ続けても出来ない人がいるからです。

上記の軸を解剖学的に現しますと、こうなります。

これを肩と肋骨の分離と言う社交ダンスの大先生もいます。
その大先生は、歩くようにという指導の言葉もよく使うそうです。


動作改善トレーニング、ダンス"重み"を出す

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社交ダンスを踊る際の不思議な「重み」とは?

「重みがない」と指摘されてもどうすればいいのですか?先生!

ダンスの先生はもちろん、普通の姿勢・動作改善のパーソナルトレーナーにも困難な改善が、このような「重み」をつくるようなことです。
ダンスの重みの他にも、野球のピッチャーの重いボールや、ボクシングの重いパンチなどがあります。
お寺の鐘突き棒がよく振れて鐘に当たり良い音がするような、脱力された腕から繰り出される重いボールや重いパンチの不思議な「重み」をこれから紹介します。

重みの正体は「脱力」、脱力の基本は、正しい片脚姿勢です。
  
引き上げが出来ていない、つまり誤っていると、肩が上がったり、腕に余計な力が入ってしまいます。

良い片脚姿勢のままA B C Dと移動できますと右腕は脱力し、後方に残るような感じになりムチのようなしなやかさで、重みをもった腕になり「ピュッ」と腕が振れ、その残像がバッターにとって重く感じられるということです。

歩幅も大きくなる体重が乗った移動
ダンスでの重みも、このピッチャーのような移動から感じられる重みなのです。
右脚はAから脱力したまま振り子のようにCまで床をスレスレに移動し、左脚は体をAからCまで落ちることもなく送り出し、慣性の法則で更にまで移動する動作が体重が乗った重みがある移動です。
移動距離も大きくなるのです。

このような改善は、もし引き上げがすでに出来ていたなら、体玄塾では一回のパーソナルトレーニングでも可能です。
しかし、何度もこのブログ「ウォーキングウォッチ」で言っていますが、「引き上げ」つまり動作のための本物の引き上げられた姿勢を、体で分かってもらうのは難しいですよ。

アンチエイジングの大敵「活性酸素」に対抗する良い姿勢

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老化を加速させるのが、活性酸素です。

体を酷使するようなハードなトレーニングは、活性酸素を多量に発生させます。

良い姿勢で日常生活を送る方法で、姿勢維持筋を活発にさせることがアンチエイジングになります。


姿勢維持筋が活発になることで、体に適度な刺激が与えられ、成長ホルモンも分泌され、体のリカバリーになります。

成長ホルモンの適度な分泌が、アンチエイジングの鍵になります。

体を酷使するようなハードなトレーニングは、活性酸素を多量に発生させます。



つまり、良い姿勢で日常生活を送る方法で、筋の活動量を増やし、脂肪が燃焼しやすい、身体に変身させることが細胞と姿のアンチエイジングになるわけで す。

筋肉の量ではなく、筋の活動量を増やすことがとても大事なのです。
筋トレはしなくてよいのです。
良い姿勢で活動的な日常生活を送ってください。
参考記事


体玄塾アクセス詳細東西線落合駅から

体玄塾アクセス詳細JR東中野駅から

ボクシング極限の操作性

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WBC世界バンタム級タイトルマッチでみせた山中の美しいムーブメント
日経新聞より
最近このウォーキングウォッチの記事は、バレエやダンスの動作に関することが多いのですが、本当はボクシングをパーソナルトレーニングする方が得意です。しかしボクシングは極限の操作性が要求される最も難しいスポーツですので、結果が出るまで3~7年かかってしまいます。ですから、理論を読んでも何にも変わらないと思って書いていませんでしたが、この昨日行われた山中選手のボディー打ちをみて書きたくなりました。
2008年6月日本武道館で行われたS・フェザー級世界タイトルマッチ エドウイン・バレロ対嶋田雄大の4ラウンドゴング間際に、バレロが嶋田さんに放った強烈華麗なパンチをこの写真で思い出しました。
私が嶋田さんにパーソナルトレーニングで指導していたボディーの打ち方を、相手のバレロの方が打ってきたのです。サウスポーのバレロと中山のこのパンチがダブりました。

顔面と見せかけて、体ごと落ちてゆくフォークボールのようなパンチです。
肩と拳の高さが揃って、体重が拳に良く乗っています。
打つ感覚は、「腕を大砲の弾のように打ち出す」です。
右腕はリラックスしたままです。引きません。
この動作はすべてのスポーツに通じる動作です。
体玄塾に来て頂ければ、私がデモンストレーションしてみせます。



肩の力を抜く準備運動

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姿勢・動作改善には欠かせない腕の脱力

肩の力を抜くには、腕をぶら下げるのが一番です。
しかし、つり革につかまっても肩の力が抜けない人はたくさんいます。
肩の力を抜くには、輪っかに指を引っかけ、身長を高くするように背骨を伸ばしますと、肩は脱力するはずです。
それでも力が抜けない人もいますが、もしかして物事を他人に任せる事ができない性格かもしれません。

出来たとしまして、次は腕をぶらぶら揺らして下さい。
「何回?どれくらい?」と回数を聞く人もいますが、そういう性格の人も力が抜けないかもしれません。
肩の力が抜けたという感覚を味あう程度です。
後はドスンと腕を下すだけです。

勇気がある人は次も試してみて下さい。
電車やバスが減速するとき減速に合わせて絵のように半歩前進して、脱力した腕・肩で胸のストレッチをしてみて下さい。
このように準備をして歩きますと、肩の力が抜けるかもしれません。


動作改善 テニス 腕の重さを感じる

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腕は曲げたり伸ばしたりしない!飛ばすべし!!

社交ダンスでの「重み」についての記事を前々回かきましたが、今回は腕の重さを感じとることについてです。

腕をおもりとして振り回せたら、鋭いスイングができます。ですから最近はテニスでも「腕の重さを感じる」というようなことを言っているようです。
当塾に通う中学生が「腕の重さを感じるように」とコーチから言われて来ましたので、感じるようにパーソナルトレーニングしました。30分で完璧にできあがりました。
コーチはこのような「腕の重さを感じる」などの感覚を最近はアドバイスしているようですが、アドバイスで終わり、どうすればそんな感覚になれるかのコーチングはできないようです。

理想を伝えただけでは何もかわりません。

感覚を具体的にドリルとして組み立てなければ改善はできません。

もちろん、インナーマッスルとか体幹とか筋力とかの鍛える問題ではありません。

どの感覚と、どの感覚をブレンドしたら新しい感覚ができるように感覚をたどって行き着くことです。
三節こん
腕の重さを感じるには、腕の筋肉を意識しないことです。

たとえば、腕が骨でできた三節こんをイメージして脱力させた腕を誰かに持ち上げてもらい、持ち上げた人が重いと感じられたら成功です。体重60キロの人で4キロ近くあります。

ただし、その前に肩周りを上手くほぐす必要があります。むずかしいですよ。
腕の重さを感じることができたとしても、その三節こんを上手く振り回すことができなければ使い物になりません。

つまり、全身の動作(重心移動とか胸郭の回旋とか)を改善する必要があるという訳です。




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